今日は母の日ですね。
もう5月の半ばだと言うのに、肌寒い1日でした。
昨日、亡母に贈る花を買いに花屋さんへ行きましたが、
普段は静かなのにたくさんのお客さんで賑わっていました。
店員さんも、母の日のプレゼント用のラッピングに大忙しの様子でした。
私は、パステルオレンジの八重咲きのガーベラと濃い鮮やかなブルーの
デルフィニウムとかすみ草を買いました。
カーネーションは買いませんでした。
母の日の今日、ちょっと季節はずれなのですが、
昔流行った「秋桜(コスモス)」の歌が私の心に流れています。
様々な経験を経て年を重ねた今、歌詞の内容が深く心に響いて、
涙さえ出てきてしまいます。
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秋桜(コスモス)
歌 山口百恵
作詞/作曲 さだまさし
薄紅のコスモスが秋の日の
なにげない日溜りに揺れている
この頃涙もろくなった母が
庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くり返す
独り言みたいに小さな声で
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさがしみてくる
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った
あれこれと思い出をたどったら
いつの日も一人ではなかったと
今さらながらわがままな私に
唇噛んでいます
明日への荷造りに手を借りて
しばらくは楽しげにいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくり返す母
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの
子供でいさせて下さい
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私の母をよく知る友人が
「パッと人を惹きつけるから、桜の花のような人だね。」
と言ました。
近くにいすぎて気付かなかったのですが、友人に言われて初めて
私の母を花に例えると、春になると満開に咲き穏やかに風に舞い散る
「桜」なのかなと思うようになりました。
「お母さんありがとう!」の言葉をかみしめながら、
一生懸命に生きてみます、私なりに・・・。